ちょっと古い話になりますが、2021年1月23日(土)、表記フォーラムがオンラインで開かれました。主催は「札幌ワイルドサーモンプロジェクト(SWSP)」です。
プログラムは多彩で、SWSPの活動報告、フォトコンテスト、札幌大学ウレシパクラブのアイヌの踊り、東京大学准教授の福永真弓さん(環境社会学/環境倫理)の基調講演とパネルディスカッション・質疑応答でした。
「ウレシパ」というのはアイヌ語で「お互いを育て合う」という意味だそうです。
フォーラムの案内チラシ
福永真弓さん:サケ(肉)を好きな社会はサケに好かれる社会になれるのか
フィールドとして太平洋の向こう側のサケについて研究しています。サケを利用するため守っている人たちがいます。カリフォルニアにヒッピーの墓場と言われている所があり、生命地域主義という考え方で、資源を利用しやすい社会をつくろうとしています。1960年代後半に市民と専門家・行政との対立がありました。環境倫理という観点からこれをどうするか考える必要があります。
人新世じんしんせい(アンソロポシーン)と言われる時代、人間の活動が地球環境を変えています。細胞を育ててその肉を食べるという時代が来るかもしれません。細胞サケ肉をつくりデザイナーが切り身の美しさ、寿司の美しさを作り出すようになるかもしれません。
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