令和7(2025)年度 日本応用地質学会北海道支部・北海道応用地質研究会:物理探査学会共催 研究発表会が、2025年7月1日(火)、午後1時半から午後5時過ぎまで開かれました。Zoomで視聴しました。
幾つかの発表を紹介します。
岡ア健治・川又基人・吉野恒平(寒地土木研究所):
湿雪雪崩を伴う土砂流出を生じた地区の斜面での融雪期における融雪水等の地盤浸透過程の観測
2018年3月9日に国道236号の野塚トンネル付近で、雪崩に伴って土砂流出が発生しました。2021年6月には同じ国道の広尾町側の林内覆道付近で斜面崩壊が発生しました。
野塚トンネル付近での土砂流出では、土砂流出までの累積降水量が280mmで、積雪深が一気に30cm低下しました。国道は厚さ2mの土砂で埋まりました。付近に幾つかの沢がありますが、4沢では崩壊が発生し3沢では発生しませんでした。
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