白馬沢では移動量は年2mほどで、10個の雪渓が氷河と認定されました。
氷河の年間質量収支観測をセスナ機による空撮などを使って行いました。2015年〓2024年の間、4月〓9月に行いました。
飛騨山脈では10m積もって10m融けます。一般的な氷河と比べた場合、その特徴は、1)気温が高い、2)積雪が多い、3)年ごとの変動が大きいことです。
このような雪崩涵養型の氷河は将来生き残れるでしょうか。雪崩涵養型氷河では表面に岩くずがあるため断熱効果が発揮され、融解量が小さいのが特徴です。
剱岳では2016年以降、急激に氷河の面積が減少しています。年ごとの変動が大きく、夏の融解量が大きくなっています。
石川 守氏(北海道大学):凍土・永久凍土と周氷河プロセス
モンゴルの地下の永久凍土などの研究を行ってきました。地表現象や植生に注目しました。地下氷によって形成される地形とその変動、地形の変化と発達史などを研究課題としてきました。
セコメントをする