積丹半島の幌武意海岸
2018-08-28


久しぶりに積丹岬の幌武意(ほろむい)と神威岬に行ってきました.まず,幌武意海岸です.


2018年8月27日(月)でしたが,観光客で大賑わいでした.大きく様変わりしたという感じです.


東の幌武意町から西の入舸町(いりかちょう)まで,断崖の上を積丹岬自然遊歩道が整備されています.その途中に有名な幌武意海岸があります.唯一,積丹岬先端付近で北の海岸に降りていける場所です.


5万分の1地質図幅では次のようになっています.


積丹町美国(びくに)から積丹岬までの海岸沿いには,南から美国−湯内累層・上部集塊岩層,同凝灰質砂岩泥岩層,同中部集塊岩(未区分:尾根内層・火砕岩部層・石英含有角閃石安山岩質水冷破砕岩および同質火山円礫岩)が分布しています.これらの分布は,国道229号より海側で,内陸側は積丹岳などの古い火山の溶岩や更新世の火山山麓扇状地などが分布しています.幌武意海岸の崖には流紋岩岩床があります.


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写真1 展望台から

駐車場の上にあるトンネルを抜けた展望台から見た島武意海岸です.海の中に岩脈群がそそり立っています.これらの岩脈は,石英を含んだ輝石安山岩で,角閃石はあまり目立ちません.黄鉄鉱が散点していますが,ほぼ新鮮です.


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写真2 展望台東の変質帯

展望台のすぐ東に見える変質帯です.原岩の節理が残っていますが完全に白色化しています.


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