2023年2月10日(金)午後2時30分から16時30分まで、北海道地すべり学会・研究調査委員会が開かれました。寒地土木研究所でのオフラインとズームによるオンラインの二つの方法で行われました。私はオンラインで視聴しました。
ドーコンの山田 司氏が国道276号千歳市美笛峠付近での岩盤崩壊について講演し、深田地質研究所の千木良雅弘氏がテフラ層の地震時地すべりについて講演しました。
山田氏が講演した岩盤崩壊は、2023年3月15日に発生しました。支笏火砕流が厚く堆積している箇所での岩盤崩壊です。ここは溶結度が高い部分の下に溶結度の低い部分がありオーバーハングが形成されている崖面です。崩壊した岩塊や土砂が、国道まで到達しました。
この状況は札幌開発建設部のウェブサイトで見ることができます。
千木良雅弘氏(深田地質研究所):テフラ層地震時地すべりの発生場
地震時にテフラ層がすべりを起こします。その特徴は次の点にあります。
・1回の地震で広い範囲わたり膨大な数のすべりが発生します。
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