等々力渓谷は多摩川の北岸にある渓谷で、深さは約20mあります。この渓谷をつくっている川は、谷沢川(やざわ・がわ)で、似たような川は丸子川、仙川、野川などがあります。
「谷沢川は、世田谷区桜岡付近に源を発し、上用賀、等々力など世田谷区南東部を南へ流下し、多摩川左岸に合流する一級河川です」(東京都建設局)。
渓谷と呼ばれるほどの深い谷が残っているのは等々力渓谷だけのようで、奇跡的な地形です。
地質的には、東急大井町線・等々力駅の南西にある「成城石井」のすぐ裏の橋(通称ゴルフ橋)付近で、上総層群の露頭を見ることができます。等々力不動尊付近では、上から関東ローム層(東京軽石:Hk-TPテフラ;約6.5万年前を含む)、武蔵野礫層、東京層が東の崖面で観察できるようです。「ようです」というのは、昔は見えていたけど今は見えない地層があるからです。
図1 等々力渓谷(地理院地図に加筆)
�高フ範囲が、ほぼ自然状態で残っている等々力渓谷です。谷沢川が多摩川と合流点する地点には水門があります。上流の中町から先は完全に改修された直線の流路となっています。
渓谷沿いの遊歩道は、等々力駅のすぐ南、渓谷が直角に曲がる付近から下流に付けられています。
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