本の紹介:序列を超えて。
2019-09-14


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藤島 大,序列を超えて。ラグビーワールドカップ全史 1987−2015.鉄筆文庫,2019年6月.


1987年5月,「スポーツニッポン新聞」に入社して1年ちょっとの藤島氏は,オーストラリアとニュージーランドで開かれた第1回ラグビーワールドカップの取材に派遣されました.それ以来,2015年の第8回大会までの取材記録です.

スポーツニッポン新聞や東京新聞・中日新聞,ナンバーなどに載った記事を集めたものです.それぞれの大会の場で書かれたものだけに,少々分かりにくいところがありますが,熱のこもった内容です.


最後までアマチュアに徹していたラグビーが,1999年の第4回大会からプロ化して,何が変わったのかも分かります.

しかし,第4回大会は『「気迫」や「団結」といったラグビーのいわば原始的な要素が勝敗を分けた試合が少なくなかった。』といいます.


ラグビーとは何かを考える上でも参考になる本です.


サッカー日本代表元監督の岡田武史氏が推薦している大西鐵之祐著「闘争の倫理 スポーツの本源を問う」(鉄筆文庫,2015年9月:1999年9月の中央公論社版を基に復刻;最初は1987年3月に二玄社から刊行)は,ラグビーの本質を知る上で必読の本のようです.Kindle 版があります.




[地質技術者のつぶやき]

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