2019年5月18日(土)午後3時20分から午後5時過ぎまで,札幌市資料館で北海道自然保護協会の公開自然保護講演会が開かれました.
講演者の高倉 純氏(左)と北海道自然保護協会の在田一則会長
高倉 純氏(北大埋蔵文化財調査センター):
遺跡からわかるヒトと自然環境の関係
札幌の遺跡の話から始まって最後は現生人類がどのようにシベリアなどの極地にまで拡散していったのかという話でした.非常に濃い内容の話でした.
札幌市内には約500箇所の埋蔵文化財(遺跡)包蔵地があります.札幌市では埋蔵文化財包蔵地を地図にしています.北大構内も包蔵地で,その西の競馬場付近から北北東に包蔵地が並んでいます.
*注1)この遺跡の分布は,新川で切られる前の琴似川の流路にほぼ相当します.
*注2)札幌市の埋蔵文化財包蔵地は以下のウェブサイトで見ることができます.
( http://www.city.sapporo.jp/ncms/kankobunka/maibun/toriatukai/map2/houzoutimap-2.html )
遺跡は開発との矛盾を抱えていますが,森町の鷲ノ木遺跡のように道央自動車道が遺跡にぶつかったため,その下をトンネルで通るように縦断線形を変更した事例もあり,共存の試みもなされています.
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