2019年3月21日(木:春分の日),13時30分から16時30分まで,北大学術交流会館で表記シンポジウムが開かれました.
シンポジウムのプログラム
(チラシの裏面)
高橋浩晃氏:平成30年北海道胆振東部地震の概要
今回の地震では42名の方が亡くなり,そのうち厚真町の斜面崩壊で36名の方が亡くなっています.商店兼用の住宅の1階が潰れましたが,2階で寝ていて助かった例がありました.里塚地区の液状化は震度5強で発生しています.石狩低地東縁断層帯主部の活動で予想される地震の規模はマグニチュード7.7であるのに対して,今回の地震は同6.7で1/30のエネルギーでした.今,出されている地震動予測は過小評価である可能性があります.
大園真子氏:胆振地方周辺の地殻変動の特徴
今回の地震で,どんな地殻変動があったのか.
震源周辺には厚真町と門別町に GNSS 観測点(電子基準点)が設置されています.これらの基準点は5cm ほど動いています.
*GNSS(Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム)は、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)等の衛星測位システムの総称です。(国土地理院)
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