本の紹介:最強の栄養療法「オーソモレキュラ〓」入門
2018-03-29


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溝口 徹、最強の栄養療法「オーソモレキュラ−」入門。2018年3月、光文社新書。


癌や精神疾患を含む多くの病気や身体の不調の原因が、身体の中での栄養バランスの乱れによるものであるという考えのもと、栄養となる食事やサプリメントを調整することによって、栄養バランスの乱れを整えて病気や体調不良を直すという療法です。

そのための基礎資料として詳細な血液検査のデータを揃え、データを読み取り、その中から身体を正常に戻す治療方法を見つけ出します。


オーソモレキュラ−の訳語は「分子整合栄養医学」です。つまり、分子レベルで、その人はどんな栄養が不足しているのかを判断し、サプリメントを含めて食事を改善して効果を見ながら治療を行います。


もともとは麻酔科の医師であった著者は、奥さんの体調不良がオーソモレキュラ−で劇的に治ったのを見て、オーソモレキュラ−の勉強をはじめました。

そして、「オーソモレキュラ−は、人が本来持っている機能をサポートする、素晴らしい治療法である」という確信を持つようになります。


具体的な症例も十幾つか載っていて、話は具体的です。医者にかかってもなかなか治らない病気が、案外簡単に(病気の本人にとっては簡単でないと思います)直るかもしれないのです。


最後の290ページ以降に、全国の「オーソモレキュラ−療法を行っている医療機関のリスト」が載っています。

一度読んでみる価値のある本です。



[地質技術者のつぶやき]

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