神奈川県大山の東麓 日向山から見城へ
2015-05-14


 神奈川県西部の大山から東に延びる尾根筋には,いくつかの登山道がある。
 相模川支流の玉川の,さらに支流に日向川(ひなた・がわ)がある。この日向川からも,大山への登山道がいくつか通じている。日向川の支沢の奥に,国の重要文化財となっている日向薬師がある。


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写真1 玉川から見た大山
 中央左の三角の山が大山である。東から見ると,この形が特徴的である。中央手前の二つの山の左が日向山(ひなた・さん),右が見城(みじょう)である。
 大山の東斜面を源とする日向川は,ほぼ東に流れ下って玉川に合流する。 

 日向薬師から日向川の北の広沢寺(こうたくじ)のある沢(多分,七沢川)まで,日向山(標高404m),見城(標高375m)を経て抜ける道がある。
 この日(4月27日(月))は,厚木市の愛甲郵便局前から玉川沿いに歩き始めて,日向薬師を見物し,広沢寺へ出て七沢川を下り,愛甲郵便局前へ戻るというコースを歩いた。約4時間20分である。

 この季節の関東地方は,暑くもなく寒くもなく湿気もなく最高の気候である。一応,トレイルランニングの出で立ちなので,登山用の帽子では格好が悪いと思いタオルで頭を覆った。これは意外と良い。

 玉川は小野橋付近から下流は直線化されていて堤防道路がある。堤防道路は木がなく,暑さが厳しくなると歩くのもつらい。

 宮ヶ瀬と伊勢原の分岐を左に折れる。この辺で上に着ていたカッパを脱いで,短パンTシャツの姿になる。天気は上々,汗もそれほどかかない。日向川沿いに上っていく。ヤエザクラが満開である。


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写真2 日向付近のヤエザクラ
 緑が目にまぶしい。ヤエザクラは満開である。


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写真3 日向薬師バス停
 路線バスの終点である。この先を右に折れて日向薬師に向かう。

 日向薬師のバス停の先に「多自然川づくり」の看板がある。この写真を見る限り「どうなのかな」と思ってしまう。整備する前の状態の方がずっと多自然のような気がする。
 このまま日向川沿いに進めば,前回大山に登った時に下山した登山道の入り口に行きつく。


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写真4 伊勢原市の多自然川づくり事業
 看板写真の上が整備前で,下が整備後である。もう少し時が経てば変わった風景になるかもしれない。

 歩き始めて1時間40分ほどで日向薬師に着く。ゴールデンウィーク前の月曜日とあって,さすがに人は,まばらである。
 現在,国の重要文化財である薬師堂(本堂)は改修工事中である。

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